。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅳ・*・。。*・。
ネイルアート!?
■ ネイルアート!? ■
―――次の日。
バイトを終えたあたしは、何故か新垣 エリナのおうちにお呼ばれ。
そもそものいきさつは、戒がバイトを終えた新垣 エリナを送るつもりでいたが
その申し出を断って、
新垣 エリナがあたしを指名してきたことだった。
はーい!朔羅ちゃん、ご指名入りました~
なんてな。
まぁあがる時間帯もほぼ一緒だったし、ちょっと遠回りになるけど、またあの変態淫行コーチが新垣 エリナの後を尾けてくる可能性だってあるしな。
「龍崎くんと二人で一緒に帰るとやっぱり龍崎さんに悪いし」
まぁ、二人きりなのを想像するとちょっと妬けるが。
でも誤解だって分かったし。
「それにね、龍崎さんと一緒にいるとなんか安心するんだ~
変だけど…
女の子なのに、なんか守ってもらってるみたいで」
いや、あたしはあの変態淫行コーチが何か言ったりやってきたりしても、きっと返り討ちにするぐらいは簡単だ。
守る自信だけはある。
てやんでぃ。
今度何かしでかしたら、腕の一本でも折ってテニス続けなくさせてやるからなっ!