。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅳ・*・。。*・。
あたしはキョウスケの前まで歩いていくと
ガッ!
キョウスケの顔を両手で掴んだ。
「!」
突然のあたしの奇行にキョウスケがびっくりしたように目を開いて、
「朔羅っ。何やってんだよ!
響輔にくっつくんじゃねぇ」
と戒があたしを引き剥がす。
取り戻すように抱きしめられていたけれど、今は抱きしめられてドキってことよりも…
「やっぱり…
やっぱりあの人キョウスケのお母さんだ!」
だってそっくり!!
キョウスケが女装したらあの顔になるに違いないっ。
てかやっぱこいつ美人だったんだな…
あたしの言葉に戒とキョウスケ二人は顔を見合わせた。