。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅳ・*・。。*・。
一人焦っていると、叔父貴の手は乱暴にあたしの腹の上を撫でていき、やがてあたしの胸元まで移動していった。
――――!!!
「や、やだ!!」
思わず喚いて叔父貴の腹を、折り曲げた膝で蹴り上げるとみぞおちに入ったあたしの蹴りに叔父貴は一瞬だけ腹を押さえてうめき声を上げ
その隙に逃げ出そうとするも、あたしの足を掴んで引きずられる。
背中から覆いかぶされて、抵抗しようにも抵抗できない。
「勘違いするな。お前を襲うつもりはない」
叔父貴はあたしの耳元で低くささやき、再びあたしの胸元へ手を伸ばす。
叔父貴の手は迷いがなく、あたしの胸元をまさぐり
やがてブラと肌の合間から
USBメモリを抜き取った。
「手間かけさげやがって。虎間の入れ知恵か」
叔父貴は言葉通りUSBメモリだけが目的だったのか、それ以降あたしに何かをしてくることはなかった。
そのメモリを指で掴むと、床に落として
ダンっ!
足で思い切り踏みつける。
USBメモリは見る影もなく粉々になり、
あたしは呆然と目を開いた。