。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅳ・*・。。*・。
「そしてまたも月日が経ち、その後その彼女は…どうなったと思います?」
ドクターが聞いてきて、
「知るかよ。おめぇが作ったストーリーだろ?」
そのストーリーにすっかり聞き入ってるのはあたしだけどな。
「はい!ピンポーン!!」
戒が勢いよく挙手をして
「はい、戒くん♪」
ドクターが戒を手で促す。
「夫になった男を殺して財産独り占め!その金をかつて愛した若者に貢ぐ!」
「はい、ブッブー」
「何だよ、違うのかよ」
戒はつまらなさそう。お前はその女をよっぽど悪者にしたいみてぇだな。
悪女好きか??
「はい♪ピンポ~ン☆」
今度はキリさんが挙手して
「結婚相手の男のテクにやられて、毎晩イケナイこと♪」
……キリさん……
あなたは“それ”ばかりですね。欲求不満なの??
鴇田め、放置してんじゃねぇだろうな。
「残念ながら違います」
「彼の…若者の子供を身ごもっていた、とか?」
またもキョウスケが呟き、
「正解~☆」
ドクターは楽しそうに手を叩いた。