。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅳ・*・。。*・。
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女の子の話(特に恋バナ)ってのはある意味エンドレスだからな。
一周回ってまた始点に戻ろうとしていたとき
あたしは話題を変えるように、とうとう本題を持ち出した。
「でね、ここからが本題なんだけど」
あたしが身を乗り出し、内密な話をするように声を潜めると、二人は揃って深刻な顔をして同じように身を乗り出した。
ヒソヒヒソ…
内緒の作戦を打ち明けること数分。
「え!それ本気!?」
最初にエリナが声を挙げた。
「た、確かに鴇田さんも…さらにはあの変態も、龍崎くんも居れば最強だとは思うけどさー…うまくいくのかなぁ」
リコは若干自信がない様子。
結局、キョウスケも居るぜ?とは言い出せず。
まぁ本当の最強はそこに叔父貴が居ることだけどな~
知られたら、今度こそあの淫行コーチ命がないし。
東京湾どころか、手近にプールに沈めそうだ。間違いない。
「うまく行く。って言うか絶対うまくやってみせる。
じゃないと、エリナは永遠にあの男と切れないままだ」
あたしが二人を真剣に見つめると、リコは心配したようにエリナを目配せ。
だけど当の本人は―――
「それが最終手段だったら、あたしは何でもする」
そう決意したようだ。
鴇田と、さらには変態タイガまで巻き込んでの大芝居だ。
こうなったらとことんまでやってやる。
それで
今度こそ―――
エリナを開放してやるんだ。