。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅳ・*・。。*・。
まぁ戒が言うと説得力あり過ぎるけどな。
「せ、千里はそんなヤツじゃないし。
それにキョウスケだってジェントルだしぃ!」
思わず反抗して「い゛ー!」と歯をむき出していると
「響輔だってなぁ、頭ん中じゃお前をXXXX(※ピー)をXXX(ピー)してXXXXX(ピー)したいと思ってんだよ!」
※放送禁止用語を当てはめてください(苦笑)
キョウスケ!!?まさかあいつがっ!?
あまりの驚愕に、口元に手をやっていると
「まぁ嘘だけどな。
俺はあいつが何を考えてるのかさっぱりだ」
「嘘かよ!」
「てか大抵の男なら考える、って一般論だ。
龍崎 琢磨なら考えてそうだけどな」
「ああ、それは納得」
「「………」」
あたしたちは二人して黙り込んだ。
叔父貴……何かゴメン。
「ま、まぁあれだ、あいつの場合考えをそのまま実行するタイプの強引なヤツだからな。
それがいいって女から思われるだろうし、女の期待を裏切らなさそう」
「お、叔父貴のこと変な想像すんなよ!」
あたしはちょっと戒を睨みあげたけど、まぁ戒の言うことは一理あるな。
完全な否定はできなかったり。
「とにかく千里はお前とは違うよ。だってお前や叔父貴みたいな度胸ないと思うもん。
度胸以前の問題に
千里はあたしが嫌がることはしない。
お前やキョウスケみたいに―――」
最後の言葉が効いたのか、それを言ったら引かざるを得ないのか戒はロッカーについていた手を離し、ちょっとだけ苦笑い。