。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅳ・*・。。*・。
何だかんだで騒がしくも、
出来上がったホットケーキは生クリームとさまざまなカットフルーツ、さらにはアイスを乗せて、最後に溶かしたチョコをアート的に散らし、
いかにも女の子が好きそうなキラキラふわふわなホットケーキに仕上がった。
「「キャ~可愛い♪♪」」
あたしとリコは手を取り合ってぴょんぴょん。
想像以上の出来だ♪
「待って!写真撮ろうぜ!」
食う前に言い出したのは戒。
「すっげぇうまそうじゃん♪
すぐ食ってなくなるなんてもったいねぇし」
戒はケータイでホットケーキをカメラで撮り収め、
「ついでにケーキ挟んで集合写真とろうぜ♪記念だ」
集合写真て。
修学旅行じゃあるまいし。
でも
「いいじゃん、集合写真。
龍崎もたまには良いこと言うじゃん」と千里。
「あたしもー!撮りたい(響輔さんと♪)」
「姐さん、記念ですぜっ」
「写真撮ったら魂抜ける…」
キョウスケの戯言は無視して~
「高校生の俺たちの今日はこの日しかないんだし、いつか振り返って
お前との想い出、楽しかったって思いたい」
千里が真剣に言って、
あたしはちょっと俯きながら頷いた。