。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅳ・*・。。*・。

*戒Side*





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** 戒Side **





スネークと電話を切って、響輔がイチの元へ行ってから二時間が経過した。


響輔から連絡がない。


さっきから何度かけてもコール音は鳴るのに長いコール音を聞いてやがて留守電メッセージへといっちまう。



朔羅は病室のベッドに横たわって一見して眠っているように見えた―――


俺は朔羅の手を必死に握りながら


頼む響輔



電話に出てくれ…



頼む、響輔





頼む!!





何度目かの電話で


八回目のコール音を聞いて諦めかけていたときだった。





『――――…はい』





たっぷり間を開けて電話に相手が出た。


だがしかしその声は響輔の声と違う女の声だった。









イチ
















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