。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅳ・*・。。*・。



「悪い、ちょぉ緊急事態。ほな」


俺はまだ何か言いたげのイチの通話を強引に切り、朔羅に向き直った。


「朔羅―――………?」


恐る恐る……と言った具合で朔羅に問いかけると





「何だよ…幽霊にでも会っちまったって顔してサ」




朔羅が面白くなさそうに唇をほんの少し尖らせる。


良かった―――


いつもの朔羅だ―――





いつもの




俺が大好きな









朔羅













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