【完】終わらないラブストーリー
「お兄ちゃんの彼女さんがどんな人なのか見てみたいなー」
「すっげぇ可愛いから茉莉亜も惚れるよ」
「女の子でも惚れる女の子ってどんな子なの…笑」
「今度家にも連れてくるつもり。とにかく!!細くてさー…髪の毛セミロングで…甘えてくる時の声なんかもうたまらないんだよ!!!」
「ノロケはそこらへんでいいでーす」
駅につくと
私以外の三人はもうそろっていた。
私はゲタのまま皆の元に小走り。
「あっ!!」
案の定こけそうになり、
まだ近くにいたお兄ちゃんに抱きかかえてもらう形でこけずに済んだ。
「お前はもうちょっと気をつけろ。ゲタなんかで走んなって…っと俺も彼女のとこへ行きますか。またあとでな」
「はーい」
お兄ちゃんはそのまま人ごみの中にいなくなった。
「茉莉亜可愛いーっ!!!!」
私が皆の元につくといきなり美紀に抱きつかれた。
「めっちゃ可愛い!なんでそんな可愛いの!?」
そんな美紀もすごく大人っぽくて綺麗だった。
髪型もいつもと違ってお団子にしてるから余計に。
「まりあちゃん可愛いね」
美紀の後ろには
男性用の浴衣を着たキヨ先生と祐樹が立っていた。