【完】終わらないラブストーリー
祐樹は文句なしに爽やかイケメンって感じなんだけど…。
キヨ先生は少し胸のあたりがはだけててすごく色っぽかった。
「かっこいい…です」
思わず口に出してしまった一言。
先生は驚いてた。
「まりあちゃんに言われるのすげぇ光栄だわ♪」
せっかくセットした髪の毛も、
キヨ先生の大きな手に撫でられて少し崩れた。
でもそんなこと気にしない。
だって撫でられることがこんなにも心地いいから。
花火はもうちょっと先に行った河原であがる。
打ち上げられるまでにまだ時間があって
私たちは屋台で時間をつぶすことにした。
もちろん祐樹の隣には美紀。
必然的に私の隣は先生になる。
「まりあちゃん、あれ見て」
先生が指さすのは射的。
「なんかほしいもんある?」
「うーん…」
射的の景品を見ていると可愛いウサギのマスコットが目に入った。
「あれ可愛いですね」
「よし、あのウサギな?」
先生は腕まくりをして射的のおじさんにお金を払った。