【完】終わらないラブストーリー






祐樹は文句なしに爽やかイケメンって感じなんだけど…。


キヨ先生は少し胸のあたりがはだけててすごく色っぽかった。

「かっこいい…です」


思わず口に出してしまった一言。

先生は驚いてた。



「まりあちゃんに言われるのすげぇ光栄だわ♪」

せっかくセットした髪の毛も、
キヨ先生の大きな手に撫でられて少し崩れた。


でもそんなこと気にしない。
だって撫でられることがこんなにも心地いいから。







花火はもうちょっと先に行った河原であがる。

打ち上げられるまでにまだ時間があって
私たちは屋台で時間をつぶすことにした。



もちろん祐樹の隣には美紀。


必然的に私の隣は先生になる。







「まりあちゃん、あれ見て」


先生が指さすのは射的。


「なんかほしいもんある?」


「うーん…」



射的の景品を見ていると可愛いウサギのマスコットが目に入った。



「あれ可愛いですね」


「よし、あのウサギな?」



先生は腕まくりをして射的のおじさんにお金を払った。
< 102 / 206 >

この作品をシェア

pagetop