【完】終わらないラブストーリー
校門前についた私たちはもう汗だくで…
春なのに夏って感じ。
でも先生…
私がこけないように少しスピードゆるめて走ってくれた。
優しいんだなぁ。
「一応間に合った…か。よし、まりあちゃんのクラスどこ?」
「多分玄関にクラス表の紙貼ってあると思います」
「あーっそうかそうか!」
先生なのに少し抜けてるなんて…。
でも、
きっとこれも先生のいいところだと思う。
「よしよしよーし。俺がクラスまでちゃーんと送ってやっから!」
「ええっ!?いいですよ!!先生も早くしないと遅刻なんですよ?」
「いいのいいの!ほーらレッツゴー」
玄関に貼ってある紙を見ると私はどうやら1-Aらしい。
先生は言葉通りクラスまで送り届けてくれた。