【完】終わらないラブストーリー
花火大会美紀side






あたしは藤井君が好き。


それに気づいたのは本当に最近のこと。




茉莉亜を介して藤井君と話しているうちに、自然と笑顔になれてる自分に気がついた。

でも二人の仲がよくて、
あたしの立ち入る隙なんてないって自分の気持ちを押し殺してた。




だけど、
茉莉亜の好きな人は全然別の人で
私の恋をめちゃくちゃ応援してくれて嬉しかったよ。


まだ藤井君に出会って半年くらいしかたってない。


でも、この気持ちを伝えなきゃいけない気がしたの。







今も隣にいる藤井君にドキドキしていた。





あたしたちの目の前で、キヨちんが茉莉亜のために射的の景品をとろうと頑張ってる。



茉莉亜の嬉しそうな笑顔。
とっても可愛いくて、抱きしめてあげたくなった。
友達として、親友としてあたしも茉莉亜の恋を応援していたから。





でもね、
あたし気づいちゃったの。


隣にいる藤井君が茉莉亜のことを愛おしそうに見ているって。





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