【完】終わらないラブストーリー




結局夏休みの残り2日間。

美紀と遊ぶわけでもなく、先生と会えるわけでもなく、



夏休みの課題に追われることになった。





そしてとうとう…。










「夏休みカムバック!!」


「もしかして美紀課題終わってないの?」


「…バレたか」


「先生に怒られちゃうよー?」


「放棄!!あたしは放棄します!」



なぜかテンションの高い美紀と駅まで向かっていた。

確かに夏休みが終わっちゃって変なテンションになるのは私も否定できないから、何も言わないけど。





「学校久しぶりだねぇ…。茉莉亜もキヨちんに会えて嬉しいでしょ!」


「う、うん。そのことなんだけどね美紀」


「何?なんか進展でもあったの?」



先生と私の関係のこと、
なかなか言えなくてずっと引きずってたんだよね実は。


美紀は祐樹のことがあったから『恋愛なんて当分しない』って言ってるし、

私だけが幸せだよなんて言うの気が引けてた。



でも、美紀から先生の話持ち出されたら嘘なんてつく必要ないもんね…。



きっとどうして今まで黙ってたのって怒られちゃうかも。



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