【完】終わらないラブストーリー









───暑かった夏もそろそろ終わりを告げる。



夕方になるとひぐらしの鳴き声がよく聞こえるようになった。



夏休みが明けてから1か月。
もうすぐ文化祭の準備が始まります。




「ってことで、お前ら文化祭の出し物何がいい?」


先生の言葉を聞いたクラスメイトたちは口々に話しだす。


「俺はお化け屋敷がいいかなー!」


「えー、あたしコスプレ喫茶とかやりたい!」


「オレはあえてロシアンおにぎり屋とかやってみたいわ」


「なんだそれ…恐ろしいな」


好き勝手に意見が飛ぶ。


先生は出てきた意見を黒板に書きだした。





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・お化け屋敷

・コスプレ喫茶

・ロシアンルーレット風おにぎり屋

・クラス全員で演劇

・屋台

・男女逆転カフェ


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「とりあえず、俺が聞こえた中で出来そうだと思ったやつしか書いてねぇから。…少し時間やるから何やりたいか考えとけ。多数決でさっさと決めて作業取り掛かるぞ」



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