【完】終わらないラブストーリー
「決めれないなら茉莉亜も演劇に票入れてよ!」
「んー分かった。そうするよ」
「やった!!」
「おいお前ら座れ。席つけー!!」
私は急いで自分の席につく。
先生が一つ一つ多数決をとりはじめた。
「じゃあ演劇がいい奴挙手」
私はさっと手をあげる。
クラスを見回すと…
半分以上が手をあげていた。
美紀の方を見ると軽くガッツポーズをしている。
結局このクラスの出し物は演劇になった。
内容は『ロミオとジュリエット』
定番中の定番。
って言っても、しっかりと見たことないからどうなるのかよく分かってない私がいる。
昼休みになり、
美紀と合流して弁当を食べはじめた。
「美紀やったね!」
「うん!女子全員に演劇やろうよって誘ったら皆手あげてくれたし!男子は嫌がってたけど…そんなの知らない!」
「演劇部の腕の見せ所だね♪」
「そうだよー!楽しみだなー!」
「ロミオとジュリエットかぁ…誰が配役になるのかな」
「あたしはもう決めてる!」
「え?ジュリエットやるの?」
「ううん!あたしは演出やるつもり!表舞台には立たない主義だし!」