【完】終わらないラブストーリー
-次の日-
私は誰よりも早く起きて、飛行場に向かった。
先生がどの便に乗るのかは分からない。
…学校も今はどうでもいい。
ただ、先生に会いたい。
もしも先生と離れ離れになってしまうのなら、
せめて…先生の口から教えてほしい。
飛行場に着くと、人がたくさんいた。
私はその中に先生がいないかと必死に探しまわった。
金髪で高身長の人を見つけると、すぐに声をかけた。
「先生!!」
「先生?」
「す、すいません…!!」
でも飛行場はとてつもなく広くて…。
「…先生、どこなの?」
全然先生の姿を見つけられずに、気持ちがマイナス方向に向かってしまう。
『もしかしたら昨日アメリカに行ってしまったんじゃないか』
「駄目。私何考えてるの」
自分を奮い立たせ、再び飛行場を走り回った。