【完】終わらないラブストーリー




アメリカ行きの便で一つ目が飛び立とうとしていた。



「…もしあの飛行機に先生が乗っていたら」


私はゲートまで走った。




『アメリカ・ロサンゼルス行きの123便にお乗りの方は1番ゲートまでお越しください。繰り返します…』



ラッキーなことに1番ゲートはすぐ近くだった。



「…はぁ…はぁ」


私は人ごみの中、必死に先生の姿を探した。




「先生…っ!!!」










「…まりあちゃん?」



私の背後に誰かが立っていた。

ゆっくり振り返ると、



私の探し求めていた先生の姿があった。



「どうして…まりあちゃん」


会いたかった先生。

今はこんなにも近くにいる。



私は先生に思いきり抱きついた。




< 192 / 206 >

この作品をシェア

pagetop