【完】終わらないラブストーリー
-結婚式当日-
「私、似合ってるかな…」
「すっごく似合ってるよ茉莉亜!!ちょー可愛い!」
「美紀ももうすぐ佐藤君と結婚するんでしょ?呼んでね?」
「呼ぶに決まってるじゃん!!ねー竜也♪」
「当たり前だよ…!美紀の大事な友達だしね」
私はウエディングドレスを着ていた。
…今日は結婚式当日。
「あれ?そういえば…祐樹は?」
私が二人にそう聞くと、
『一足先にウエディングドレス姿見たくないから、教会で待ってる』
と伝言を託していた。
「そっか…」
祐樹に可愛いって言ってもらえたら、
少しもやもやした気分も飛んでくのに。
私が少ししゅんとすると、美紀は私を慰めてくれた。