【完】終わらないラブストーリー




「聞いて!!私ね友達できたの!」


「あら、よかったじゃない♪だから遅かったのね」


「うん!カラオケ行ってきたの!」


「ふふっ…。茉莉亜が嬉しそうで何よりだわ。先にお風呂入る?」


「お風呂入る!」


「ご飯用意しとくから、早く出なさいよ?」


「はぁーい!」




私はお風呂場に急いだ。
















「ふぅ~…」



髪の毛や体を洗って、メイクも落として綺麗さっぱりした私は
緊張で疲れた体を湯船の中で癒していた。



今日一日すごく楽しかったことお風呂から出たらお母さんたちにたくさん話そう。



また祐樹と同じクラスになったこと。
新しい友達ができたこと。
キヨ先生のこと。




「あ…」


私はふと思い出してしまった。
一日が楽しくて忘れていたあのこと。

あの気持ち悪い手の感触。
いやらしく私の体を触ってきた…。




「考えない考えない!!」


思いきり私はお湯を顔にかけた。

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