【完】終わらないラブストーリー
「茉莉亜!部活動見学あたし行こうと思ってるんだけど、行く?」
「私はいいや帰宅部で!笑」
「そんなんじゃ青春できないぞー?」
「私の代わりに美紀がたーくさん青春してくださいっ」
「了解笑じゃあまた明日ね!」
私は帰り支度をして教室を出た。
元気良く走っていった美紀とは逆の方向に歩き出す。
…そういえば帰りも電車だけど
さすがに先生も仕事あるだろうし。
いつまでもうじうじしてちゃ駄目だよね?
怖いけど、
頑張って一人で乗ってみよう。
私は学校の外にでたあと鞄の中からiPodを取り出しイヤホンを耳に当てた。
曲を再生するところで校門にさしかかっていたその時。
「まりあちゃん!」