【完】終わらないラブストーリー
家の前につく頃にはもう暗くなっていた。
「じゃあ明日…。学校これたらこいよ!無理はしなくてもいいからさ」
祐樹はそれだけ言うと帰っていった。
私は聞こえない声で「ありがと」と一言。
家の中に入り、
ただいまも言わず自分の部屋に直行した。
放置してあったスマフォを手に取り、中を確認する。
美紀や祐樹から心配のメールが届いていた。
他のクラスメイトの子からも。
そして、先生。
なぜかは分からないけど、
先生にすべてを吐きだしたいと思った。
電話をかけようと思った時
一通のメールが届く。
───木下海斗。
《もう帰っちゃったんだ?コンビニでお菓子買いに行ってたんだけど、帰ってきたらいなくてびっくりしたよ。》
続けてまた木下君からメールが届いた。
《よく眠ってたね。可愛い寝顔だったよ///たくさん写真もとったんだ♪》
送付されている写真。
私は目を疑った。
私のあられもない姿。
いろんな角度から何枚も、何枚も。
下着もつけられていない写真まであった。