【完】終わらないラブストーリー









「真剣な話しにきた。あーあいつも呼んどいたし」


「あいつ?」


「もうそろそろくると思うけど」




またチャイムの音が鳴る。

先生の言うあいつが来たってこと?
でもあいつって一体…。



ノックの音もなく
私の部屋の扉が開いた。



「よく来たな。おし、座れ座れ」


「木下君…」



木下君がそこにいた。

今日は私が木下君の家にいくはずだったのに。


「そろったな。んじゃあキヨ先生によります特別授業を行います!!!」


先生は大声でそう言った。


「まず最初に、告白したのどっちだ?」


いきなりそう言ってきた先生に対して木下君はすぐに答える。


「俺です」


「木下か。そうかそうか!じゃあ次に、まりあちゃんはこいつのどこが好きでOKしたのかな?」


「…!!」



答えなきゃ…。
何か、何か…!!
何でもいいから早く。


どんどん私の頭は混乱していく───。









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