【完】終わらないラブストーリー
「わ、私には妻と子供がいるんです…!勘弁してくれませんか…!!!」
私を痴漢した男の人は
どうも家庭を持っているらしい。
私はその言葉を聞いても許せるとは思えなかった。
触られたときの気持ち悪い感触。
今でも思い出す。
知らない人に、好きでもない人にあんなことされるのがこんなにも気持ち悪かったなんて…
「何言っちゃってんの?そんなんで許されるわけないじゃん。自分のやったこと認めなきゃ男じゃないね」
私が小さく震えていたのを知ってか知らずか
金髪の男の人は私の肩にポンっと手を置きそう言った。
駅員さんはすぐに警察を呼び
痴漢は連れていかれた。
決定的な証人もいるため、
裁判みたいな面倒なこともならないと警察の人も言ってくれた。