や、うん。ちょっと近くないですか。【短編】四



そろそろ問題を再開しなければ、と
思い始めた矢先


咲月くんが大きく揺れた


ガコッと机が少し動く音が静かな部屋に響く

それに驚いたのだろう

起きたらしい咲月くんは何が起こったのだと言う様にキョロキョロと首を動かしている



すると、咲月くんは

それに耐え切れずクスクスと肩を震わせている私に気が付いた


鳩が豆鉄砲をくらったみたいだ



私が後ろに座っている事にも気付いてなかったのだろう

目を見開いてぽかんとしている





私はそれを気にせず、お決まりのあの言葉を言ってやる

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