や、うん。ちょっと近くないですか。【短編】四



ち、近い近いっ

髪の毛が触れそうな勢いである


きっと私は今リンゴの様になっているに違いない



当の咲月くんはそれに気付いているのかいないのか、

純粋にこの内緒話を楽しんでいる様にも見える






うわぁ、なんかやっぱり

私だけ恥ずかしいこの状況もアレだから
こちらも仕掛けていいだろうか?





私も小声で咲月くんに問うてみる




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