僕と私のおしゃべりCafe+α
「お父さんの所為って事は、命令?」
「そう」
「私と同じだ」
「神無も命令?」
「命令なのかな、あれは……兄ちゃんに言われたの」
「裕也さんが?」
「付き合ってもないのに、ずっと一緒に居るのは可笑しいって」
「私と似ているわね……私も似たような理由だったわ」
「でもね……兄ちゃんの言葉がなかったら、龍真(リュウマ)と付き合うこともなかったと思うと、少し感謝かなぁ。ほんの少しだけね」
「本当に好きなのね。彼の事」
「うんっ」
神無は満面の笑みを浮かべた。
その笑顔は本当に今が幸せという感じで、見ているこちらも幸せな気持ちになります。
ありがとうございます。