僕と私のおしゃべりCafe+α





「なあなあ」



元の位置、司と神無の見える位置に戻ってきた二人。



ジッと神無のことを見つめていた龍真に凌が声をかけた。





「………何だ?」


「鬼頭さんのどこが好きなの?」


「…………は?」


「だから、どこが好きなの?」


「……………………」



ジトッと凌を睨みつける龍真。



その顔は、何故そんな質問に答えなければいけないと訴えているようでした。



しかし、龍真の訴えに気付いていない凌はニコニコと笑っている。





その顔色の変化に気付かない凌は何でしょう。



自分で不幸を引き寄せる運命になりそうですね。



その証拠に……





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