僕と私のおしゃべりCafe+α





「ほら、神無ちゃーん?」


「うえっ、こっち来ないでぇ」


「兄ちゃんがもれなく抱きしめてあげるぞ」


「い、いらないよぉ」


「そんな寂しいことを言うなよ。ほら、ほら」


「うきゃっ!!!」



その時、神無の後ろから腕が伸びてきて、その小さな体を抱きしめた。



その腕の持ち主は裕也ではありません。



裕也は神無の前に居るのですから。



なら、誰だと。



それは………





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