ヒロインになりたくて
「・・・ごめん。結城のことイジメたりしたのって私の友達なんだ。って知ってると思うけど。私が高野くんのこと好きだから彼女のあんたをイジメて別れさせようとしてくれた。でも・・・」





「近藤さん私の教科書貼り付けてくれたんだよね?浅野くんが教えてくれたよ。昨日残ってやってくれてたって。それに今日は何もされなかった。近藤さんが言ってくれたからだよね?・・・ありがとう」




「何がありがとう?私が主犯だよ。私が・・・」




「ううん。近藤さんはそんなことする人じゃないよ。だっていつも優しかった。私が困ってたときも声掛けてくれたよね?」




「でも、私だって最初はいい気味だって思ってたんだよ。あんたに高野くんを取られて悔しかったから」




「でも、助けてくれたよ。止めてくれたよ。だから私は近藤さんのことほんとに優しいと思うよ」


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