ヒロインになりたくて
水族館に行きませんか?
「ほんとに?りくちゃん」




「・・・うん。1番に実織には言いたくて」




「すごーい。うんうん。お似合いだよ。りくちゃんと浅野くん」




次の日のお昼休み、私は裏庭でお弁当を食べながら実織に浅野くんのことが好きだと報告した。




「お似合いかどうかはわからないけど好き・・・だな」




「あっ、だったら土曜日の夜にみんなで水族館に行こうよ。りくちゃんとのデートの後に。夜の水族館すごく綺麗でいいんだよ」




「えっ?それって」




「うん。だからりくちゃんは浅野くんを誘ってね」



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