ヒロインになりたくて
「ないないない。それはないよ。だって康太くんと浅野くんは幼なじみだし浅野くんは私を康太くんの彼女ってちゃんと見てくれてるもん」
散々お店の中で泣き崩れた私を実織はベンチに移動させてくれた。
「でも、それは諦めただけかもしれない」
「・・・仮に、仮にもしそうだったとしても私は康太くん以外考えられない。だからもしそうだとしたらりくちゃんが浅野くんを私から諦めさせて。でも本当にそれはないから安心してね。ただ私はないけど他の子はあるかもしれないよ。だからりくちゃんは油断しないで。浅野くんを好きなら頑張って欲しい」
「・・・実織」
「私ね、女の子の友達って一対一でこうやって付き合うの始めてですごく嬉しいの。しかもずっと憧れてたりくちゃん。だからりくちゃんには幸せになってほしい。康太くんは譲れないけど浅野くんと幸せになってほしいんだ。あと、これ今日のお礼」
そっと差し出された小さな箱。
中を開けると赤く光るハートがトップについた小さなペンダント。
散々お店の中で泣き崩れた私を実織はベンチに移動させてくれた。
「でも、それは諦めただけかもしれない」
「・・・仮に、仮にもしそうだったとしても私は康太くん以外考えられない。だからもしそうだとしたらりくちゃんが浅野くんを私から諦めさせて。でも本当にそれはないから安心してね。ただ私はないけど他の子はあるかもしれないよ。だからりくちゃんは油断しないで。浅野くんを好きなら頑張って欲しい」
「・・・実織」
「私ね、女の子の友達って一対一でこうやって付き合うの始めてですごく嬉しいの。しかもずっと憧れてたりくちゃん。だからりくちゃんには幸せになってほしい。康太くんは譲れないけど浅野くんと幸せになってほしいんだ。あと、これ今日のお礼」
そっと差し出された小さな箱。
中を開けると赤く光るハートがトップについた小さなペンダント。