ヒロインになりたくて
「あ、浅野くん今日誘っちゃってごめんね」




「えっ?なんで楽しかったよ」




一通り水族館の中を見学したあと、水族館の中のカフェで軽い晩ご飯を食べながら私は彼に言った。





「だ、だって実織と高野くんのあんなラブラブな姿見たくなかったでしょ?ごめんね気がきかなくて」





「それって俺が結城さんを好きだってこと?」





「うん。だから教科書も手伝ってくれたんだよね?」




「さすがに俺もあいつの彼女好きになったりはないよ。教科書は近藤さんが1人で全部やろうとしてたから手伝っただけだよ」
< 47 / 100 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop