ヒロインになりたくて
女子全員が着替えを終えたので男子が入ってきた。




寛巳くんも高野くんと一緒に戻ってきた。




ついつい目で追ってしまう。




「りくちゃん、見過ぎ」





隣で実織が私をからかう。





「あれ?康太くんケガしたの?大丈夫?」





「ああ。ちょっと擦っただけ」





「結城さーん気をつけてね。あなたのお友達彼氏と2人っきりで保健室にいたのよ。お友達ヅラしてほんとは彼氏奪うつもりかも」





ぶりっ子女が大声で叫ぶ。




みんなが私をみてる。
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