ヒロインになりたくて
史上最低の作戦会議

あの後、結局教室に戻れず2時間私たちは授業をサボってしまった。




お互いの気持ちを伝えてキスまでしたのに甘い雰囲気はなく寛巳くんは体を離して何かを考えている。




とりあえず長くなるからと空いてる席に向かい合わせで座った。






「・・・莉紅が気にしてる結城さんのいじめのことなんだけどあれはね仕組まれたことなんだ。桃が莉紅のこと嫌ってて莉紅の友達にさせたことなんだ」




「どういうこと?」




「その、友達なんだけど実は裏で桃と繋がってて莉紅が友達だと思ってた子は2人とも桃の指示で動いてたっていう感じかな」
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