ヒロインになりたくて
「寛巳くん、ありがとう。私ねすごく独占欲強いから寛巳くんが他の子を触るの嫌。もう背中撫でたりしないで」




「背中?誰の?」




「・・・隣の子」




「桃?」




「あーっまた呼んだ。許さない」




その唇が他の子の名前を言うだけで腹が立つ。


しかも私の嫌いなあの女。




人のこと散々傷つけて苦しめてまだ寛巳くんに名前を呼んでもらうなんて許さない。
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