ヒロインになりたくて
寛巳くんのネクタイを引っ張って私は机に身を乗り出し強引に唇を塞いだ。




「そんな名前、寛巳の口から二度と聞きたくない」






「りくちゃーん。良かった。ここにいたんだ」




寛巳くんが目を丸くしてると実織が入ってきた。




我に返る。
私ってばさっき何したの??




恥ずかしい。寛巳くんが見れない。
顔が熱い。
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