ヒロインになりたくて
寛巳くんの声がびっくりするくらい低い。



さすがに桃もなぜか高野くんも驚いてる。




「一宮さん席、代わってくれる?俺独占欲が強くて彼女の隣にいないと落ち着かないんだ。誰かと一緒で」




有無を言わせないこの態度。
寛巳くんは机に手を掛けた。




「待って・・・」





そのとき、桃が寛巳くんに触れた。



それを見た瞬間、スタスタと歩いていったのは実織。
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