ヒロインになりたくて
「多分、どっちもあんたのことが好きなんだろ。ただ実織はそろそろ返してもらうから」




そうだ。この人も実織バカだった。




高野くんは言い合いしてる実織を引っ張って2人で屋上から出て行った。




「・・・寛巳くんって実織には口調荒いんだね」




「あいつ、やたらと莉紅のことでいろいろ言ってくるからムカつくんだよ。って荒いままだったな俺」




「どっちも好き。だから好きなほうでいいよ」




「・・・可愛すぎ」




そう言って私にキスをする。



寛巳くんのキスは甘い。
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