青龍と桜Ⅱ




「あんまり、暴走族に、関わりたくないの」



私が目を閉じてポツリと呟いた言葉は、紛れもない本心だった。



「あ、でも、2人は…大切な友達だら、」もちろん、別だよ!」


慌てて目を開け、2人に言い募ると、優しい顔をした2人がいた。


「少しは本音聞けたし、今はよしとしますか」
「仕方ないなぁ~」

今は胡桃と真理の優しさに、甘えさせてもらうことにして、私は肩の力を抜きながら笑った。



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