私と先生。近くて遠い距離
陽菜ちゃんは、クラスで一番合唱に一生懸命だったと思う。


たくさん悩んでいた。


知っていたけどぁたしは力になってあげられなかった。



でも、態度で伝わるなら…そう思って練習に取り組んでいたんだ。陽菜ちゃんにはこの思い届いていたのかな?



涙が枯れる…そんな言葉を聞いたことがある。




でも、ぁたしの涙はまだ枯れない。




だって、こんなに悔しい思いをしたことなんて今までで1度もなかったから。




「ねぇ、陽菜ちゃん。ぁたしね、絶対に最優秀賞とるの3Aだって思ってた…」



『あたしも、今でも3Aの合唱が1番だって思ってる。審査員が間違ってる。最優秀賞をとるのは3Aだって思ってるよ。』


陽菜ちゃんのこと、ぁたしすごく尊敬してるんだ。



すごく大人で、やさしくて、心に響く言葉を1つずつぁたしに届けてくれる。



きっと、陽菜ちゃんみたいな子ってそんなにいないと思う。




陽菜ちゃん、大好きだよ。これから進む道が別れても、ずっと友達でいてね。





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