私と先生。近くて遠い距離
ぁたしは川嶋先生の授業で顔をみたくなかった。

だって、また泣いちゃいそうだったから…


自分の思ったことをノートに書く時間


もう、授業なんてどうでもよかった。

だから、何もしないでただ、外の景色を眺めていた。





川嶋先生がぁたしの机の前にいた。


『何書けばいいか分かる?』先生はいつも通りぁたしに声をかけてくれた。



でも、先生と話したくなかった。

顔も見たくなかった。



返事をすることもなく机に視線を落とした。


『あれ?今日は喋らないんだね…ここに書いてあるような、自分で体験して感じたこと書けばいいからね。』



そう言い残して先生は、教室のうしろで何か書いてた。



先生…ぁたしを気遣ってくれてるのかな?


ぁたしはちゃんとノートに言われたことを書き始めた。




書き終えたころにちょうどチャイムが鳴って、授業は終わった。




はぁ…

これで先生の顔見ずに過ごせる。なんだかほっとした。






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