私と先生。近くて遠い距離
先生は、あたしの手を握った。


『これくらいのことやったらいつでもしてやれるから…』


先生と手つないだ。






先生のことを過去にするのはまだ無理みたい。





10年だって待てる気がした。


そして…





『手、出してみ?握ってあげる』先生はそんなこと言ってきた。




指1本出してみた…



先生はぁたしの指をギュっと握った。


恥ずかしかったけど嬉しかった。





やっぱりぁたしは先生のことが大好きみたい。



チャイムが鳴った。


『クラス戻れよ〜。』そう言ってぁたしの頭をいい子いい子してくれた。




照れながらぁたしは教室を出た…








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