ぬくもりがほしくて
タイトル未編集

君と話せる時間


去年、わたしたちは小学5年生。


わたしは君が好きだった。越智司。


おっちーって呼ばれてたから、わたしもおっちー、って呼ぶようになった。



恥ずかしがり屋でいつもむすっとした顔だけど怒っていなかったり。なかなか表情が読み取りにくいけど一緒にいると楽しかった。



同じ掃除場所で、掃除の時が一番話せた。


でもね話せないようになってから
別の男の子に気持ちは風化されていった。


それでも頭には君が残り
よくわからなくて悩んで泣いちゃう時期もあった。



もっと君と話しておけばいいと思ったのは、また後のこと。

< 1 / 4 >

この作品をシェア

pagetop