裏切りの恋
「ちょ……もう無理だってば……」
「ダメ。まだまだ足んない」
「あっ……」
夜は、これ以上ないってくらい愛し合う。
裕翔はハッキリ言ってタフだ。
いつもあたしは意識を失うか、もう指一本も動けないほどになっている。
だけど一度寝て起きると、また裕翔が欲しくなって
本当に自分たちが動物的だと思った。
性欲の問題じゃない。
ただ目の前のこの人が欲しい。
他の人にはこんなに感じないのに
裕翔にだけは自分がどんどん淫欲になる。
ずっと一つになれてたらいいのに……。
初めて、少女マンガ的なことを思った。