裏切りの恋
「もう無理……。全身が筋肉痛……」
気が付くと、日曜日は終わり、月曜の朝を迎えていた。
いったいあたしたちは、何度愛し合ったんだろう。
さすがにあたしの体は悲鳴をあげてて、起き上がるのさえ辛い。
だけどその相手、裕翔は……
「いつまでも寝てないで、朝飯食うぞ」
ケロッとした表情で、朝の身支度をしていた。
「なんでそんなに元気なの……」
「お前が体力なさすぎなんだ」
絶対に違う…
と心の中でつぶやき、あたしはのそっと起き上がった。
ああ…
やっぱり痛い……。