紅炎と雷炎 ①


陣「今、殺気だしたのって、お前か?」


美樹「何言ってるの? あたしが殺気なんて、出せる訳ないじゃん!」


言えるわけないじゃん!


陣「そうか…」


美樹「うん!」


晃「おい、お前自分たちのクラスはいいのか?」


え? クラス?


あたしは、時計に目をやった。


美樹「そうだね~、もうすぐだしちょっと行ってこようかな」


晃「さっさと行け」


ほんと、暴言ザルめっ!


美樹「はいはい、行ってきます」


あたしは、みんなに見送られて自分の教室に向かった。


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