紅炎と雷炎 ①
ー体育館ー
美樹「うわ、たくさんいる…」
晃「なんだ~、ビビったのか?」
ニヤニヤすんなよ、アホザル!!
と、怒りたいけど、たくさんの人がいるのに、ここでケンカするのは、気が引ける。
美樹「いや、別に…。 あ、」
陣「なんだ」
美樹「いや、あたしのわがまま、聞いてもらってごめんね」
陽「それは、大丈夫だけど、美樹ちゃんこそ『最後は自分一人でやる』なんて大丈夫なの?」
美樹「うん、バッチリだよ」
そう、あたしはみんなにお願いして、ライブの最後の曲だけ一人で歌わしてもらうんだ。
そして、あたしの今の格好は…
翔「それにしても、美樹。 なんで男装なんだ?」
そう、男装中!
美樹「え? だって女の格好で出てくと他の女がウザイから。 でも、なんでこんなブサイクのあたしに対して、嫉妬の視線飛ばしてんだろ…?」
雷炎「「(やっぱ無自覚だ……)」」
まぁ、女がウザイのは、本当だけど、理由はそれだけじゃないんだよねぇ…
まず、
①女の格好だと、動きにくい。
②女の格好の衣装は似合わない。
③まだ出てきてないけど、双子の兄貴がウザくなるから。
などなど、色々な理由があるわけですよ…泣
まだたくさんあるけど、全部言おうとすると時間がなくなるからね(笑