紅炎と雷炎 ①


美樹「明日は雨かな?」


稜「え? なんでですか?」


美樹「だって、あのけんちゃんが絶対やるなって、明日は雨降っちゃうよ」


だって、いつもなら気絶させときゃ大丈夫っていうけんちゃんが『絶対するな!』って言ったんだよ?


稜「それより、美樹さん。 さっき言ったこと絶対守ってくださいね!」


りょーちゃんまで…


美樹「分かってるって、元々、男の口調はあのときしか、使わないし、ケンカだけしなきゃいいってことでしょ?」


だったら、楽だよね。


稜「まあ、美樹さんなら大丈夫だと思いますけど、気をつけてくださいね」


美樹「ハイハイ」


それからは、ずっとりょーちゃんと雑談して教室に向かった。



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