紅炎と雷炎 ①


?「陣のこと、知らない女っているんだな」


?「珍しいね」


?「……」


?「ちょっと、待て。 この学校に女なんて入れるのか?」


陣というやつの後ろから、4人出てきた。


そして、


一番後ろにいたやつがそう告げた瞬間、全員の顔がこっちを向いた。


美樹「ああ、あたしは特別だから。 でもちゃんとここの生徒手帳持ってるよ? ほら」


そう言い、あたしはみんなの前に自分の生徒手帳を出した。


?「ホントだ。 でも、何で特別?」


コイツ、めんどくさいかも…。 


こういうのは軽く流すのが一番。


美樹「ま、いいじゃん。 それより、慧。 この人たち誰?」

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